ほけきょ庵の焼き物
伊豆天城わさび焼き

制作者 武山よしてつ
材料 オリジナルブレンド土 オリジナル釉薬
開発研究期間 約1ヶ月
伊豆のお土産と言えば「あじの干物」か「わさび」私の幼少の頃の記憶です。
伊豆旅行から帰ったあと、じい様やばあ様が
あじの干物やわさびの粕漬けと一緒に白いご飯をほふる。
どれどれ美味しそうと私も箸を伸ばすと手痛いしっぺ返しを食らいました。
幼少の私には「何だかとんでもない食べ物だな」としか思えなかったのですが
親が白いご飯にわさびの粕漬けのせてお茶をかけて食べているのを見ると
美味しそうに見えました。
大人になってからは
同僚などのお土産にはほとんどがこのわさびを買って帰っていましたね。
カレーなんかにも最後の最後の隠しあじとしてわさびを使ったりしています。
(香り命なので食べる直前に入れます)

私はよく夫婦で中伊豆の温泉につかりに行くのですが
地理に明るくない頃に道に迷ったことがあります。
日中なのに日差しのあたらない薄暗い天城の山道を不安に思いながら走っていると
突然にわさび棚が姿を現したりして、人の気配を知ってホッとした思い出があります。
そんな山道を抜けてつかる温泉はまた最高です。
狩野川の上流域、天城連峰のふもとの町、天城湯ヶ島の辺りは
伊豆の中でも屈指の温泉地だと思います。

狩野川沿いには共同浴場の「かじかの湯」があります。
井上靖の「しろばんば」ゆかりの湯としても知られています。
またその隣には川端康成・伊豆の踊り子ゆかりの「湯本館」もあり
両浴場共に眼の前が狩野川、湯本館にいたっては川沿いに露天風呂まであり。
マイナスイオンをたっぷり浴びつつ
山の緑と河のせせらぎに癒されつかる温泉は至福であります。
温泉からあがった跡はこの狩野川の川の中のごろっと大きな石の上に寝そべり
足先だけ清流につけてぼーっとする。真夏の太陽を避けて涼むのに
川の清流がこんなに気持ちが良いものなのだと知ったのはここを訪れるようになってからです。
この伊豆天城湯ヶ島でのわさび栽培は約200年前から行われていまして。
天城湯ヶ島町・天城は最高級わさび、真妻(まづま)種の産地として知られており。
伊豆の名産として広く全国に知れ渡る逸品でもあります。

とまあ、そんな思いを込めてわさびと天城連峰をモチーフにした焼き物が
伊豆天城山わさび焼きってなわけなんですね。
渋めで辛口に焼きあがってると思います。
ちなみにコレ、焼き締め陶ですから、ビールのむのなんかにいい感じです。
キメの細かい泡立ちが楽しめ、味が少しマイルドに変化します。
泡のフタのおかげで何時までも美味しくビールが飲めます。
是非お試しあれ。
■ほけきょ庵の器ショップで伊豆白浜焼きをお求めいただけます。
■ほけきょ庵の「てびねり陶芸体験」プログラムでこの焼き上がりを選べます。
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