このザクは織部の心作陶展に応募する為に作りました。その公募展のコンセプトに「今、蘇る織部の心。」とあります。では織部の心とはいったい何か。公募ガイドから抜き出してみますと。
「織部焼き、あるいは織部好みという日本の伝統美の中に、現代でも共感されるイメージがあります。たとえば、自由、大胆、豪放華麗な作風の中に見られる斬新で新鮮な感覚です。時代をはるかに超え、現代美術の創造の精神に通じる物、それが(織部の心)です。」
と有ります。 陶芸には織部という様式があります。簡単に言えば、銅を用いた緑色の釉薬と鉄絵、ひしゃげてたりする作為的な造形様式です。 室町時代には朝鮮からの輸入物を尊び、きっちりした作りの天目などが愛されましたが。桃山時代に入ると絢爛豪華、豪放華麗な物が愛される様になりました。その流れの中で突出した造形美を解き放った焼き物がありました。今も岐阜県多治見市や土岐市、美濃地方に伝わる焼き物「黄瀬戸」「志野」「織部」の3つです。陶芸初心者だった頃の私には、この3つの焼き物はとてもポップでキャッチーに理解でき、すんなりと入り込む事が出来ました。見た目的に「黄色」「白」「緑」と分かりやすく、ちょいとひしゃげてたりする形が愛嬌がありとっつき易かったのです。プラモデルやおもちゃが好きな私なりに、「織部の心」で作陶したら、この様な物が出来上がったわけです。
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